投資家に注目されている不動産ファンドの仕組みや種類について解説
不動産ファンドの仕組み
不動産ファンドの仕組みは実に明快で、不動産運用のプロフェッショナルに自分の資金を預け、そのお金を元手に不動産の運用を行ってもらいます。運用で得た利益を出資した方たちに分配する形で行われています。
多くの出資者を募るため、ファンドを運営する会社にはその分事務作業などの経費が掛かるため、自分で不動産を運用する方法に比べると利回りは下がりますが、少ない資金で比較的安定した運用をすることが可能となるのです。
不動産ファンドの種類
不動産ファンドは大きく2つの種類に分けることができます。どちらも不動産の運用で得た資金を分配するという形には違いがありませんが、流動性や安定性が変わってきます。始める際にはファンドの種類の違いにも注目をしていきましょう。
不動産特定共同事業
不動産特定共同事業とは投資家から集めた資金を元手に不動産を取得してから運用を行う形です。投資する物件や運用期間が決まっており、比較的どの程度の利回りがあるのかを予想しやすいメリットがあり、中長期での運用をお考えの方におすすめです。
不動産投資信託(REIT)
REITとは株式のように不動産の投資証券を購入し運用をする形のものです。REITは証券取引にて上場されており、毎日価格が変わってくるという流動性のある商品です。短期保有から長期保有まで幅広い方々が運用しています。
REITには非上場で行われる私募REITというものがあり、一部の投資家だけに販売されており、決算期ごとに一口当たりの価格が変わってきます。最低投資金額が高く設定されており数億円単位で取引されることもあります。
金額が大きいため長期保有をし、家賃収入などで利益を得たい投資家が利用しています。
まとめ
一口に不動産ファンドといっても様々な種類があり、不動産ファンドの戦略によっても利回りや運用方法などが変わってきます。これから投資を始める際には自分にあった商品はどのようなものなのか研究し取り組んでいきましょう。