資産運用を考える人へ:不動産ファンドのすすめ

貯金箱

人生何をするにもお金が必要です。
働き盛りの間なら働いたぶんだけ収入が得られますが、老後に蓄えがなければ生活に困窮する恐れがあります。
そうならないための資産運用です。
資産運用をうまく行い、現在の生活に負担なく老後に備えましょう。
そんな資産運用で注目を集めているのが、不動産ファンドです。
こちらは不動産投資を考えている人におすすめの投資方法です。
資産運用に不動産ファンドがどう関係するのか、おはなししましょう。

不動産ファンドとは

不動産ファンドとは、不動産投資の一種です。
一般的な不動産投資は、実際に不動産を購入して家賃収入及び不動産の売却で収入を得る方法です。
不動産ファンドも同様なのですが、こちらは複数人で不動産を購入する不動産投資の方法です。

全体の大まかな流れとしては、以下のとおりです。
1.不動産投資会社がめぼしい不動産を見つけ、投資者に募集をかける。
2.不動産投資会社の提示する不動産を確認し、投資するかどうか決める
3.投資者が出す資金を不動産投資会社がまとめ、そのお金で不動産を購入する

そうして購入した不動産収入は、投資者に平等に分配されます。

従来の不動産投資と不動産ファンドの違い

一般的な不動産投資と不動産ファンドには、多くの違いがあります。
たとえば、不動産ファンドの場合は家賃収入ではなく配当収入になるほか、自分で運用するのでなく不動産投資会社が運用するといったものが主な違いです。
他にもたくさんの違いがあります。
ここでは、不動産ファンドの強みを中心にお話ししましょう。

初期費用が安い

不動産ファンドで一番の強みは、資産運用における初期費用が大幅に安くなるということです。
一般的な不動産投資の場合、初期費用が数百万円以上発生します。
投資のための物件を購入しなければなりませんし、家賃収入による収入を目的とする資産運用であれば、利用者が気に入りやすい物件を探さなければなりません。
したがって、人気の低い物件を購入しても収入につながるかどうかは不明なので、必然的に高めのマンションを購入することになります。

それに対し、不動産ファンドの場合は最安値で10万円、高くても100万円前後であることが多いです。
一つの物件を多くの人で予算を出し合うため、必然的に一人あたりの出資額が低くなるのです。
よって、先立つものがなくても資産運用ができるというのは、強みの一つといえるでしょう。

リスクヘッジがしやすい

また、資産運用におけるリスクヘッジが行いやすいというのも強みの一つです。
不動産投資は資産運用の中でも特に安定した運用方法ですが、それでも何があるかわからないものです。
極端な話だと、大地震によって不動産が崩壊する可能性というのも存在します。

しかし不動産ファンドなら、一つの不動産に対して発生する損害が高くても100万円程度なので、致命的な損失が出る可能性は非常に低いです。
また、安価で購入できるので、一つの不動産ではなく複数の不動産を購入すれば、どれか一つの不動産投資で失敗しても他で補うことができるため、より安定した資産運用が可能になります。

相続がしやすい

上記で説明した分割のしやすさは、遺産分配や相続の際にも活躍します。
お金と違って、1つの不動産は分割できません。
そのため、分配する際に不動産のことで諍いが起きるというのも珍しくありません。

しかし、複数の不動産を購入することで分配がしやすくなり、トラブルを防ぎやすくなります。
相続人の数に合わせて不動産ファンドで小口購入しておくことで、スムーズに遺産分配が行いやすくなるのです。
このように、老後だけではなく、自分の没後の資産運用までスムーズに行いやすくなるのが不動産ファンドです。